英語でも通じる簡単フレーズ(By the glass? Dry white, please. など)
「By the glass? Dry white, easy to drink, please. Budget around 10–12 dollars.」「Light-bodied red, low tannin, by the glass. Any recommendation?」など、味わい+量+予算の3点セットを短文英語で。最後に「Your recommendation is welcome.」で提案の余白を。
はじめてのバーでも、好みや予算を上手に伝えられればワイン選びは怖くありません。本記事では「バー ワイン 頼み方」の核心を、短い台本と具体例で網羅。甘口・辛口、泡・白・赤の選び分け、グラスとボトルの判断、マナーやトラブル時の言い回しまで“即使える実践形”で解説します。
まずは結論:バーでワインを上手に頼む3ステップ
最初に押さえるべきは「好み→シーン→提案」の順番です。短く要点を伝えてからお店の提案をもらうと、失敗が激減します。以下の3ステップを口癖にしておけば、今夜からどのバーでも自然体でオーダーできます。
①好みを短文で伝える(甘口/辛口・軽い/重い・泡/白/赤・予算)
最初の一言は端的に。「辛口・軽めで、1杯1200円前後」「フルーティで香りが高い白を」など、味わい軸+色(泡/白/赤)+おおよその価格帯を1〜2文で伝えましょう。迷うときは「まずは爽やかな泡を一杯」でOK。短い指示はバーテンダーの選球眼を最大化し、メニューを隅々まで見ずとも理想の1杯に近づけます。
②シーンを添える(ひとり/デート/食事あり・軽く一杯 など)
同じ“辛口白”でも、独りで読書か、食事と合わせるのか、デートで余韻を楽しむのかで最適解は変わります。「揚げ物と一緒に」「軽く一杯だけ」「デートで落ち着いた感じ」などのシーン情報を一言足すだけで、温度や香り立ち、余韻の長さまでベストに調整してもらえます。
③提案をもらって決める(グラス or ボトル、量と温度)
最後はお店の提案を受け取り、グラスかボトルかを判断。「まずグラスで様子見→良ければボトル」「少なめで」「やや冷た目で」など量と温度の要望も添えましょう。テイスティング可なら「香りを確認してから決めてもいいですか?」でOK。対話で決める姿勢が、満足度と安心感を一気に高めます。
バーテンダーに伝わる“好みワード集”とNG例
言葉選びは結果に直結します。ここでは“伝わる語彙”と、誤解を招きやすい言い方の整え方を紹介。迷ったら、軸を1〜2つに絞って伝えるのが鉄則です。
味わいの軸(甘辛・酸・渋み・コク・香り)を1〜2語で
「辛口で酸は穏やか」「渋み控えめで香り豊か」「軽めでスッキリ」「コクがあって果実味しっかり」など、軸は多くても2つまで。香り(花・柑橘・ベリー)や口当たり(軽い/ふくよか)を一語で添えると意図が正確に伝わります。迷えば「爽やかで飲みやすい」「重すぎない」などの日常語で問題ありません。
よくある誤解と伝え直し方(「軽い赤=薄い」ではない 等)
“軽い=水っぽい”ではありません。軽いはアルコール感や渋み、ボディの軽さを指すことが多いので、「渋み弱めで軽やか」「果実味は感じたいが重くない」が正確です。また“甘い”は残糖だけでなく果実由来の甘香も含み得るため、「辛口だけどフルーティ」が通じます。抽象的なら「例:ピノ・ノワール系の軽やかさ」で補強しましょう。
温度・量・注ぎ方の指定(小さめで/少量で試飲 → OK?)
香り重視なら「やや低めで」「香りが開く温度で」、アルコールに弱いなら「少なめ注ぎで」と伝えます。初めての銘柄は「少量で試してから決めても?」と可否を丁寧に確認。大きすぎるグラスが不安なら「小ぶりのグラスで」と注ぎ方を調整してもらうと、香りと酔いのバランスが整います。
注文台本:そのまま使えるシーン別スクリプト
実戦ですぐ使える“台本”を用意しました。語尾は柔らかく、短く、笑顔で。バーテンダーの提案を受け取る余白も残しましょう。
ひとりで静かに:グラスで軽めの赤を予算1,200円以内
「今夜は静かに飲みたいので、軽めの赤をグラスでお願いします。渋み控えめで、1杯1200円前後の範囲だと嬉しいです。香りはほどよく、喉越しは軽やかだと助かります。おすすめ1種か2種、提案いただけますか?」
デートで外さない:最初は辛口スパークリング→食中白
「最初は辛口スパークリングをグラスでお願いします。キリっと爽やかめが好みです。食事に合わせて、あとで香り控えめの辛口白を1杯ずついただきたいです。相性の良い順番でご提案いただけますか?」
食事しながら:揚げ物/チーズ/肉に合わせる言い方
「今は揚げ物中心なので、油を切ってくれる辛口の白か泡を。酸は強すぎず、果実味は感じたいです。チーズにはコクのある白でもOK。メインの肉の前に、流れが作れる1杯をお願いします。」
ワイン初心者の友人と一緒に:万人受けの提案のもらい方
「初心者がいて、飲みやすいものから始めたいです。香りはフルーティ、苦味や渋みは控えめで。まずはグラスで2人分、おすすめを1〜2種いただけますか? 気に入れば同じ路線でもう1杯試したいです。」
英語でも通じる簡単フレーズ(By the glass? Dry white, please. など)
「By the glass? Dry white, easy to drink, please. Budget around 10–12 dollars.」「Light-bodied red, low tannin, by the glass. Any recommendation?」など、味わい+量+予算の3点セットを短文英語で。最後に「Your recommendation is welcome.」で提案の余白を。
グラス vs ボトル:失敗しない選び方
最小リスクはグラス、最大満足はボトル。人数・滞在時間・目的で選び方が変わります。まずはグラスで方向性を確かめ、良ければボトルで統一感とコスパを取るのが王道です。
グラスは“お試し&回転が速い銘柄”が狙い目
グラスワインは回転が速く、店が推したい旬銘柄が入ることが多いのが利点。初めての店や気分が定まらないときは、グラスで方向性をチューニング。「本日のグラス」で、香り・酸・ボディの好みを擦り合わせるのが賢い立ち上がりです。
ボトルのメリット(ペース配分・コスパ・温度管理)
ボトルは1本で約5杯相当。人数が2〜3人以上ならグラスより割安になり、温度や香りの変化も楽しめます。注ぐペースを自分たちで調整できる点も大きな利点。同じ味わいで会話に集中でき、テーブルの統一感も生まれます。
人数×杯数で逆算する簡易計算(750ml=約5杯の目安)
「1人2杯×2人=4杯→ボトル1本弱」「3人×2杯=6杯→ボトル1本+グラス1杯」など、人数と杯数の積で逆算。長居予定や食事ありなら、泡→白→赤で“ボトル+グラス”のハイブリッド運用がコスパと満足を両立します。
ホストテイスティングの受け答え(香り確認→OK/差し替え)
ボトル注文時の最初の一口は“状態確認”。香りを確かめて「問題ありません。お願いします。」でOK。コルク臭など違和感があれば「少し湿った紙のような香りがします。別のボトルをご相談できますか?」と穏当に伝えればスマートです。
順番とスタイル:泡→白→赤に縛られない“今日の正解”
定石はあるものの、気温や料理、体調で“正解”は変わります。泡→白→赤に囚われず、軽→重、冷→温、香り控えめ→芳醇など“負担の少ない順”を意識しましょう。

食事と気温に合わせる順番ロジック
暑い日はキリっと冷えた泡や軽快な白から。寒い日は香り豊かな白や軽い赤で体温とテンションを上げていくのが合理的。油脂の多い料理が続くなら酸のある白や泡でリセットし、肉料理で赤に橋渡しする構成が心地よい流れです。
辛口ロゼ・オレンジ・ナチュールを使った“外さない流れ”
ロゼの辛口は食中万能、オレンジは香りの複雑さで会話が弾みます。ナチュールは店のキュレーションが光るジャンルなので、方向性と温度を丁寧に相談。「香りは個性的でも後味はクリーン」など、仕上がりの希望を添えるとミスマッチを防げます。
甘口・デザートワインの締め方(量は少なめが上品)
甘口は“締めの少量”が上品。濃厚な余韻で会話をスローダウンさせたい夜にぴったりです。「最後にデザート的に、少なめで」と伝えれば雰囲気を壊さずに楽しめます。チーズやナッツを添えれば満足感は倍増です。
バーでの暗黙知とマナー
ワインの味と同じくらい雰囲気が価値。グラスの持ち方から声の掛け方、香りへの配慮まで、小さな所作が“大人の余裕”を作ります。
グラスはステムを持つ/乾杯でぶつけない/手酌はしない
温度を上げないためにステム(脚)を持つのが基本。乾杯はグラスをぶつけず、目線と微笑みで。ボトルを触らず、注ぎはお店に任せるのがバーの流儀です。小さな作法の積み重ねが、空間のクオリティを保ちます。
忙しい時の声のかけ方とタイミング(目線→合図→一言)
混雑時は手を上げて合図→目が合ったら短く要件を。注文は端的に、質問は1つに絞るのが礼儀です。「お手すきで、辛口の白をグラスで」「あとで相談させてください」など、バーカウンターのリズムを尊重しましょう。
写真・香水・強い香りへの配慮、他客との距離感
写真は周囲が映り込まない角度と無音が基本。香水や強い匂いの食べ物はワイン香を妨げます。会話は声量控えめで、となり客のグラスやつまみに手や肘が当たらない距離を保つと、互いに気持ちよく過ごせます。
予算コントロール術:価格帯の伝え方とメニューの読み方
気まずくなる前に、先に“レンジ”を提示しましょう。店側も最適なコスパ帯を提案しやすくなり、満足度が上がります。
「1杯◯◯円前後で」「ボトルは〜円台で爽やか系」
「グラスは1,200円前後」「ボトルは6,000円台で爽やか系」など最初に枠を示すと、銘柄が絞り込みやすくなります。特別な夜は「1本だけは奮発、他は控えめ」など配分の希望を伝えるのも有効です。
産地・ブドウ・造りの“目印ワード”(NZソーヴィニヨン等)
「NZソーヴィニヨン(爽快な柑橘)」「アルザス(香り高い白)」「ピノ・ノワール(軽やかな赤)」「ガメイ(渋み控えめ)」など、方向性が伝わる“目印”を1語添えると相性の良い選択肢が早く出てきます。造りのキーワード(ステンレスタンク/樽)も有効です。
ハウスワインの賢い使い方/“本日のグラス”の見つけ方
ハウスは店の顔。まずはハウスで方向性をすり合わせ、気に入れば同系統をアップグレード。“本日のグラス”は旬の推し銘柄が多く、価格も親切なことが多いので、初回の打ち手として最適です。
初心者でも外さないおすすめオーダー例
「重すぎず、香りが心地よく、料理とも合わせやすい」路線が安心。まずは軽快〜中庸のレンジから入っていきましょう。
フードなしでも楽しめる“香り系白・泡”
アロマが華やかな辛口白や、キレの良いスパークリングは単体でも満足度が高め。柑橘や花の香りが感じられ、喉越しが軽いタイプは“とりあえずの一杯”に最適です。温度はやや低めで、香りが開くまでゆっくり楽しみましょう。
万人受け赤の型(ピノ・ノワール/ガメイ/軽めのボルドー右岸)
渋みが穏やかで果実味がきれいなタイプが鉄板。冷やしすぎず、香りが立つ温度でサービスしてもらうと繊細さが活きます。油の多い料理が来る前の“橋渡し”としても優秀です。
フルーティ派・辛口派・渋み控えめ派 別リスト
フルーティ派は香り豊かな白・ロゼ、辛口派は酸が心地よい白や泡、渋み控えめ派はライトボディの赤が◎。それぞれの“安心ルート”を1つ決めておくと、初見の店でも迷いません。好みが固まったら、同系統で産地や造りを変えて冒険を。
トラブル回避Q&A
思った味と違う、酔いが回りすぎた、状態が悪いかも——上手な“言い直し”でスマートに解決できます。
思ったより重い/酸っぱいと感じたら?言い方の例
「少し重く感じるので、もう少し軽やかな方向で」「酸が立つ印象なので、やわらかめが良いです」と“方向”を指定。量を減らしてもらうのも手。「次は半量でお願いします」と軌道修正しましょう。
酔い過ぎ防止:水とペース配分、注ぎ足しの断り方
ワインの合間に必ず水を。注ぎ足しは「今は大丈夫です。少し休んでからで」と優しくブロック。軽めや低アルコールを選ぶ、氷を一欠片入れて温度を上げすぎないなど小技も有効です。
匂い・ブショネを疑った時の穏やかな伝え方
「少し湿った段ボールのような香りがして…状態を確認いただけますか?」と事実ベースで。店側も品質維持のために真摯に対応してくれます。感情ではなく現象で伝えるのがコツです。
ケーススタディ:実在メニューで“最適解”を選ぶ思考法
“条件→候補→決定”の順に落とすだけで、メニューが読み解けます。ここでは仮想メニューを例に、迷わない選び方を示します。
泡3種・白4種・赤5種から選ぶ(条件:軽め/3,000円台)
条件は「軽め・香り爽やか・3,000円台」。泡なら辛口でキレの良いもの、白は柑橘系のアロマ、赤は渋み控えめのライトボディが候補。最初の一杯は泡、食中は白、肉が来たら軽い赤へ——と“負担の少ない順”で構成します。
“予算×好み×シーン”の三角形で決めるテンプレ
三角形の各頂点を「予算・好み・シーン」に設定。各辺の真ん中を狙うとバランスが整います。たとえば“デート×華やか×8,000円台”なら、香りが豊かで余韻が長く、料理に合わせやすい白かロゼが有力。台本化しておくと即決力が上がります。
用語ミニ辞典(初心者がつまずくワードだけ厳選)
難解語は最小限でOK。会話でよく出るキーワードだけ押さえれば十分です。理解が深まるほど、注文の精度が上がります。
辛口/甘口・ボディ・タンニン・ミネラル・余韻・ナチュール ほか
辛口/甘口=味わいの甘辛、ボディ=軽重、タンニン=渋み成分、ミネラル=塩味や硬質感のニュアンス、余韻=後味の長さ、ナチュール=自然派傾向の造り。意味を1行で言えるようにしておくと、好みの翻訳スピードが上がります。
理想のバー探すならバーファインド
自分の“好き”に出合う最短ルートは、良いバーと出会うこと。Bar-Find(バーファインド)なら、営業時間・ジャンル・飲み物から検索でき、初心者歓迎の店やワインに強い店も見つかります。新宿を中心に順次拡大中。次の一杯は、あなたに合うお店で。
まとめ:今日から“感じよく、迷わず”頼めるようになるために
最短手順は「好み(味・色・予算)→シーン→提案」。グラスで方向性を合わせ、良ければボトル。順番は“負担の少ない流れ”を意識すればOK。小さなマナーと配慮が、ワインの美味しさと場の心地よさを底上げします。
3ステップ復習&次回のアップデートポイント
①短文で好み+予算 ②シーンを一言 ③提案を受けて量・温度調整。次回は“目印ワード”を一つ覚えて精度をアップ。気に入った一本が見つかったら、同系統で産地や造りを変えて世界を広げていきましょう。
はじめの一言テンプレをスマホにメモしておく
「辛口で軽やかな白を、1杯1200円前後で。食事に合わせたいです。おすすめを1〜2種お願いします」——この一文だけでも十分に通じます。まずは今夜、声に出してみてください。空気が、味が、きっと変わります。